静岡県富士市の採用定着サポート会社「ミライデザイン合同会社」です。
このブログでは、地方中小企業の採用担当者へ向けて、最新のトレンド、ニュース、ノウハウ等をお伝えしています。

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- 人手が足らない・・・
- なんとか従業員の人数を増やしたい
そんなお悩みを持つ社長は多いと思います。
しかし社長から話を聞いてみると「採用」と「定着」にどちらかにしか注目していない方が一定数いらっしゃいます。
「どっちか」ではなく「どっちも」見ることで、問題解決のスピードがグッと上がりますよ!
人的資本を増やす3つの方法
現在物価高で、家計のやりくりに苦心している家庭が多いですよね。
大切な資産を増やしていくにはどうしたらいいでしょうか?
方法はいたってシンプル。以下の3つを実行するだけです。
- 収入を増やす
- 支出を減らす
- 投資をして福利で増やす
このうちのどれか1つでも欠けると、安定して資産が増えません。
同時に行うのが理想的です。
これを人的資本にたとえると、こうなります。
- 新規採用で従業員を増やす
- 現在働いてる従業員の離職を減らす
- 従業員教育を行う
では、こちらを細かく見ていきましょう。
新規採用で従業員を増やす
2025年は、「団塊の世代」と呼ばれる昭和22年~昭和24年生まれの人たち約800万人が75歳以上となります。特に親から事業継承をした人にとっては、親世代に雇われた従業員が定年でどんどんいなくなっていくフェーズに突入します。
そのためにも新しい従業員を増やすことがとても重要になってきます。
10年後、20年後を見据えるなら、できるだけ若い人を採用しておくと会社の平均年齢が低くなってより若い人が入りやすくなったり、若手の新入社員に近い年齢のメンターをつけることもできたりすることから、定着率アップも見込めます。
会社のリソースを確認しながら、新卒、第二新卒、それ以降・・・どこを狙うのか戦略と採用契約をしっかりと立てて実行していく必要がありますね。
現在働いてる従業員の離職を減らす
やっと6人採用できたと思ったら、そのうち4人が辞めてしまった・・・
こんな話を身近で聞いたことがあります。
入社1年後に早期離職してしまった場合にかかる損失額は、新卒採用においては657万円、中途採用においては774.0万円と言われています。1社ではなく1名にかかるコストです。(ミツカリより引用)
採用活動時にかかるコスト【新卒72.6万円】【中途84.8万円】という試算結果を見ると、採用するよりも辞められる方がおよそ10倍のコストがかかるのです。
人が辞める会社で採用を続けることは、穴の空いている配管に水を流し続けるようなもの。決して目的の入れ物に水が満たされることはなく、会社の目的がいつまでも達成されません。
採用に手をつけるよりも、辞めたくない会社を先に作る方が、実は問題は早く解決するかもしれません。
1名辞めてしまう際にかかるコストを、会社の福利厚生や研修費用に充てることを検討してみるのも良いですね。
従業員教育を行う
定期的な教育の場を提供することは、以下のようなメリットがあります。
- 従業員のやりがいやモチベーションのアップにつながる
- 管理職を増やせる
- 管理職が増えれば、部下にとってはロールモデルができることになり、次の管理職が生まれやすくなる
管理職に就く上での課題…
65.0%「会社のサポート不足」、61.8%「ロールモデル不在」
JACリサーチ
https://www.j-cast.com/kaisha/2025/01/18500453.html
研修は思いつきや単発でなく、年単位で導入することをおすすめします。
毎月の課題があったり振り返りの機会をつくることで、成長を感じさせることができ、また辞めるタイミングを少なくすることも可能です。
まとめ
いかがでしたか?
ただ闇雲に「増やす」のではなく「減らさない」という視点もとても重要です。
現在の人材不足を見れば「減らさない」に力を入れるほうが確実な成果を出しやすいとも言えます。
会社の資金をどこに使うのか?
社長の腕のみせどころですね。