先日、弊社が採用支援をしている会社から、こんなお悩み相談がありました。
「ミライデザインさんのおかげで、応募はたくさん来るんです。でも、なかなか採用につながらなくて・・・。どうしたらいいか一緒に対策を考えていただきたいです」
すぐにビデオ会議の日程を調整し、対策会議を行いました。
面接の無断欠席はなぜ起こる?
「採用につながらないとはどういうことですか?条件が合わないということでしょうか?」
「いえ、そうではないんです。面接に来てくれさえすれば、だいたい決まるんです。応募後に音信不通になったり、面接の無断欠席が多くて・・・。なんとか面接参加率を上げたいと思っているのですが」
Webの求人広告を通した応募で、音信不通になったり無断欠席をされるのは実はよくあることです。
ある調査では、企業の大小に関わらずおよそ9割の会社が、面接の辞退、ドタキャン、無断欠席(すっぽかし)を経験しています。
理由は以下のことが考えられます。
応募後の連絡が遅い
求職者の多くは、一社のみの応募ではなく複数の会社に応募しています。
そしてその4割が「最初に内定をもらった会社に入社を決める」という調査結果があります。
返信や折り返しの電話が遅く、1日以上かかっている間に他社の方が早く求職者と連絡を取り、面接の日程を決められたり入社が決まってしまうパターンです。
応募後のメールや電話の対応に問題がある
勇気を出して応募したのに、その後届いたメールやかかってきた電話に不安や不満を感じ、応募意欲が下がってしまうパターンです。
- 無意識に高圧的な態度を取る
- まだ働いている訳ではないのに上司のような口調で話す
- フランク過ぎるスタンスで接してしまう
という方は要注意です。
求職者の応募意欲が下がった
求職者の「働きたい意欲」は応募直後がピークで、後はどんどん下がっていきます。
そしてその意欲はちょっとしたことで下がりがちです。
- 条件のみ(近さや時給)で応募してしまい、本当に自分に合っている仕事か不安になる
- 仕事内容や会社の評判をSNSで検索して読み、興味を失くす
- 他にもっと自分に合った仕事を見つけた
- 身内の不幸、病気などの不可抗力
実は面接に向かっていたが帰った
これも実際にあるパターンです。
- 道に迷って遅刻しそうになった
- 駐車場や入口が分からず、電話で聞く勇気も無かった
- 遅刻してしまった
大切な面接の日にミスをしてしまい、面識が無いので連絡する勇気もなく、帰ってしまう人も少なからず存在します。
面接の無断欠席、ドタキャン対策
「約束をしたのになぜ無断欠席をするか分からない」と悩む企業は多いのですが、「それが当たり前」と思って対応をしましょう。
求職者は複数の会社に同時に応募する人が多く、特にパートやアルバイトに関しては軽い気持ちであることがほとんどです。
「この会社で働きたくてしょうがない」という気持ちで応募してくることの方が稀で、音信不通になるのは毎日届く勧誘メールを無視するのと同じくらいのレベルだと思ってください。
「そんな責任感のない人は雇えない」と仰る企業の方も多いのですが、まったく信頼が築けていない関係性では、致し方ない部分もあるのです。
では次から、無断欠席を防ぐ具体的な対処法を解説します。
目標は応募後3分!即電話をかける
応募後できるだけすぐに電話をかけ、面接の日時を決めてしまいましょう。
たとえばIndeedなどは応募が来たらすぐに「自動返信メール」を送信する設定ができますが、求職者側がアクションを起こすのを待つことになります。(これを「プル型」と言います)
面接にこぎつけたいなら、こちらから押す「プッシュ型」の作戦で行きましょう。
電話をかけ、通話を通して「良さそうな人材だ」と思ったら、都合の良い日時をいくつか提示して面接の日時を決定します。
ただし、あわてて早朝や深夜に電話をかけると「ブラック企業だ」と思われてしまい逆効果になる場合があるので、いずれにしても営業時間の「朝一番」を心がけてみてください。
電話に出ない場合はSMS(ショートメール)で後追いしましょう。
電話応対を丁寧にする
求職者にとっては、応募後の電話が貴社とのファーストコンタクトになります。
ここで「高圧的だな」「感じが悪いな」と思われてしまうと、たとえ面接の日時を決めたところで無断欠席率は上がります。
「応募してくださりありがとうございます」とまずは感謝の気持ちを伝え、安心して面接に臨める土台を整えておきましょう。勝負はここから始まっていると心得てください。
事前案内とリマインドをしっかりと
せっかく面接に向かっていた人が帰ってしまう・・・こんなことが無いように、事前に以下の案内を行いましょう。
- 会社までの地図
GoogleマップのURLを共有するとナビ機能が使えて便利です - 駐車場、駐輪場の場所の案内
従業員と来客用、どこに停めたらいいか迷うものです。写真つきの案内を送りましょう - 会社の入口と面接会場の案内
どの入口から入り、靴はどうするのか、スリッパは履いていいのか、会場はどこか。
こんな些細なことでも始めて会社を訪れる人は迷います。
こちらも写真付きで細かく丁寧に案内しましょう
メール、電話でも構いませんので、前日にはリマインドを送りましょう。
当日は開始5分前になっても来ない場合は電話をかけてください。
開始時間になって電話をかけると、出る率がガクッと下がります。
なぜなら、誰もが「遅刻して怒られる」ことを嫌がるからです。
まとめ
ここまで読んでいかがでしたか?
面倒だな、と思ったでしょうか?
しかし現在、事務職等の一部を除いて「超売り手市場」です。
貴社が求職者を選ぶ前に、求職者が貴社を選んでいる、ということを忘れずに、細かく丁寧に対応していきましょう。

