会長所信

令和7年度 富士商工会議所青年部 会長
内田 祐子 Yuko Uchida
富士YEG史上、2人目の女性会長。
1982年生まれ。
株式会社 バングオン 代表取締役
Profile
令和2年3月 入会
令和4年度
富士YEG 30周年実行委員会 委員長
令和5年度
富士YEG 専務理事
日本YEG SDGs・男女共同参画推進委員会出向
令和6年度
富士YEG副会長
関東ブロック スクラム広報委員会 委員長
持続可能な未来を創る
挑戦と成長で、富士市が進むチカラになろう
富士商工会議所は、富士市地域振興と商工業の発展に寄与することが目的です。その一部門である富士商工会議所青年部(以下、富士YEG)は、若い発想と行動力を活かして、事業活動を通じて交流と研鑽を重ね、経営者としての資質向上を目指します。私たちが行う企業活動は、地域社会と共存する関係性があり、私たちの企業成長をもって地域発展に寄与することができます。また、私たち富士YEGは、公的な立場にあり、仲間との絆に支えられ、一民間企業では成し得ない地域活性や社会貢献事業を行う事が可能です。これからも感謝の気持ちと、謙虚な心を忘れずに、挑戦した経験を成長に繋げ、富士市が進むチカラになることを目指しています。
日本は今、進行する人口減少、縮小する国内市場、激化する競争、そして頻発する自然災害と不確実性の高い時代です。直面する課題の一方で、物事は捉え方次第であり、人は発想や創造力で未来を変化させるチカラをもっています。例えば、スマートフォン市場に革新を生んだiPhone。『どうなるかわからない未来だからこそ、私たちは先を創れる』というスティーブ・ジョブズ氏のビジョンは、見えない未来は脅威でなく、革新の機会と掲げ、結果、技術面やデザインの美しさの進化だけでなく、人々に新たなコミュニケーションやライフスタイルを提供する文化や価値をチームの力で創造しました。そして、社会に影響を与え続け、企業価値の進化は今なお止まることがありません。私はこの姿勢こそ、今の富士YEGが目指す方向性に共鳴すると考えます。富士YEGの価値は、未来をデザインし、まちにイノベーションを生み出すチカラがあると信じています。
本年度、全国416単会ある中でも、前例にない富士YEG役員の女性比率向上を実現しました。これは、単に数値を合わせるクオータ制度でなく、より公平で包括的な社会がこれからの豊かさの基盤を築く、という考えかたが世界の流れであり私達にも今、求められています。できるかどうかではなく、やるかどうか = 挑戦の精神が富士YEGらしく大切であると考えました。また、男女の枠を超え、他単会や他組織とも積極的にパートナーシップを築く機会を増やしていきたいと考えています。1年間たくさんのコミュニケーションや意見交換を通じて、新たな事業を創りあげる中で、さまざまな気づきや発見を自企業や富士市に活かしていけるよう、日頃できない経験を積極的に選択してきたいと思います。違いがあるからこそ生まれる異なる視点や意見から、新たなアイデアが生まれイノベーションの力となります。多様性の時代において、様々な価値観が交差することでしょう。今一度、富士YEGの目的に立ち返り、また組織内で個々の役割を果たすことで強いチームとなり、個人の強みと個性を認め合いながら支え合える富士YEGの結束を強めていきたいと考えます。
そして富士YEGの挑戦の1つである『環富士山ゴルフ大会』は、1000名を超える規模の全国大会へと成長をします。誘致活動を進めてきた諸先輩方は、「挑戦を続け、既存の概念にとらわれない大会をつくってほしい。この経験を通じてYEGの成長に繋げてほしい」と未来を信じて私たちに託しました。富士市は、富士という素晴らしい名前と、世界に誇る富士山という世界遺産を有しながらも、まちのインパクトが弱く、富士山を眺めながら通過されてしまうという現状があります。今回、私たちがまちの新たなプロデューサーとなり、環富士山エリアの経済発展の可能性を拓き、富士市の魅力をPRできる絶好の機会です。富士市を知り、愛するからこそ描く理想があると思います。そんな日頃の思いをゴルフ大会
で表現し、富士市の賑わいをデザインします。6市の連携開催は、市場に対するマーケットイノベーションとなり、地域文化の協働は新たな価値創造の場となります。YEGのネットワークを最大限に活用し、固定観念にとらわれない新たな大会をつくっていきましょう。また、細部に気を配った「おもてなしの心」を大切にしたいと思います。大会準備を積み重ね、集大成となる最後のパズルのピースは、私たちの人から伝わる魅力です。富士YEGチームが一丸となり、おもてなしの心を持って、参加者の皆さんに感動を届けていきましょう。そして、「環富士山エリアに再び訪れたくなる」そんな富士市を目指していきます。
そのほか、長きにわたり継続しているキャリア教育・政策提言活動は、時代に応じて進化をしていきます。また、富士YEG企業や事業の広報活動を通じて、富士YEG内の絆を深めると共に、市民・行政ともより強い連携を築いていきます。
最後に、私たち富士YEGは、青年経済人として経済合理性を追求し産業発展を目指すと共に、『感謝』『挑戦』の精神と道徳の心を兼ね備え地域に貢献し、新たな価値を生み出します。両輪こそが持続可能な未来には重要です。その過程で、多くの学びを成長に変えていきます。
『持続可能な未来を創る 挑戦と成長で、富士市が進むチカラになろう』を所信とし掲げます。
役員
【監事】 原 孝至・和田 雄佑 |
【顧問】 村瀬 将之 |
【直前会長】 望月 拓人 |
【専務理事】 勝又 慶子 |
各員会・特任理事事業テーマ
- 環富士山連携委員会
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環富士山6単会のパートナーシップを構築し、アイデア溢れるゴルフ大会を企画運営する。
- 富士市おもてなし委員会
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来場者をおもてなし、環富士山の魅力を伝え感動を届ける大会にする。
- 男女共同参画推進委員会
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男女共同参画・ジェンダー平等・ダイバーシティに関する研修会により、イノベーティブな発想力を身に付ける。
- 政策提言・地域資源活性委員会
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富士市における男女共同参画・ダイバーシティ推進に関する提言活動を通じて、富士市商業の発展に努める。
静大誘致への取り組み継続・環富士山地域資源を生かした分科会で環富士山の魅力の再発見と大会を盛り上げていく。 - 特任理事
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環富士山ゴルフ大会特任理事
環富士山ゴルフ大会を成功に導く責任者として活動する。
計画性をもった渉外活動を行い、外部より富士市に1000名が訪問し、市内が活性化するゴルフ大会をつくる。 - 広報特任理事
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富士YEGラジオ番組・コンテンツにより、人・企業・事業の発信を行い富士YEGのブランディング・プロモーションを行う。
ゴルフ大会に向かう風土づくりと、その広報活動を通じて、市民との繋がりを強くする。 - 産業連携キャリア教育特任理事
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現インターンシップ見直しを行う。高校生の職業選択の可能性を開き、産業界と学生の連携を行う。
こども達の職業観形成に貢献できる事業を行う。 - 会員拡大・交流特任理事
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会員拡大に向け、年間20名達成を目指して先導する。
特に女性会員の増加に力を入れ、親会との交流事業を通じて相互理解を深める。親会の思いを理解し、青年部が活用できるサービスやリソースを把握して、事業やYEGの発展に繋げる。
卒業生への感謝を伝える卒業式を開催し、事業報告を通じて次年度に繋がるようにする。 - 会計特任理事
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本会計・ゴルフ大会における予算計画・管理を行う